自由大学祭2010 「 革命前夜 — Silent Revolution — 」

12/26(sat)に開催される自由大学主催の
自由大学祭2010 「 革命前夜 — Silent Revolution — 」
あちらべが「MOJIMOJI™」を出展することになりました.

当日はあちらべを含む自由大学のOBや有志により出展ブースや飲食ブース,
「革命について語るときに僕らの語ること」(仮題)と題して,
嶋浩一郎さん(博報堂ケトル代表)× 黒崎輝男さん(自由大学レクター)による
豪華なトークライブも予定しております.

ふらっと立ち寄ってみませんか.
ご来場の際はお気軽にお声がけください.

申し込みはこちら
自由大学祭2010 「 革命前夜 — Silent Revolution — 」

以下,自由大学サイトより抜粋.

「 革命前夜 — Silent Revolution — 」

2010年が終わる。きみは、このまま年を越そうというのか?
「世界が変わらない」と嘆く人がいる。変わらないのは、本当はきみ自身が変わることを拒んでいるからじゃないか。きみの内側が変われば同時に変わるよ世界も。きみは、きみ自身を創造しているんだ。さあ、きみはどこへいく? まずやってみる。なんでもいいから。余計な荷物はおいて、己の信じるものに、わき目もふらず突き進むんだ。こわければこわいほど、そこに飛び込む。だって、人生は永遠の冒険なんだから。今日は、来るべき2011年を一緒に考えよう。大丈夫。もうじき、静かに夜は明ける。
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当日のタイムテーブル
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【@ギャラリー】

13:00- 開場

13:30-14:30  
トークライブ 
「革命について語るときに僕らの語ること」(仮)
嶋 浩一郎 (博報堂ケトル代表)× 黒崎 輝男 (自由大学レクター)

14:30-15:00
オープンマイク
「出展者の紹介&飛び入りPRタイム」

15:30-17:00
来場者参加型イベント
「きみの未来と自由大学の未来を考えよう」(仮)

17:00- 閉場

【@118教室】

13:00- 開場
飲食提供        
談話スペース   

17:00- 閉場 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コンテンツ紹介
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【トークライブ】

「革命について語るときに僕らの語ること」(仮題)
嶋 浩一郎 (博報堂ケトル代表)× 黒崎 輝男 (自由大学レクター)

自由大学での講義「編集学校」を収録した書籍『ブランド「メディア」のつくり方』(誠文堂新光社)を手に、嶋 浩一郎さん(博報堂ケトル代表)がゲストとして登場いたします。生きることは、つまり、自分を編集していく作業の連続なのではないか。自分にしかできない仕事はどうつくればいいと思う? あとさ、おかしいじゃん、いまの日本。でも、新しい芽はたくさん生まれてるよ。で、その芽のひとつは、きみね、きみ。そう、きみがやるんですよ。という話になるのかな、どうかな。黒崎 輝男 (自由大学レクター)もいろいろ聞くし、話すし、みんなに投げかける(※レクターとは、学長のこと)。MCは深井次郎(自由大学ディレクター)。

【出展ブース】
・Webサービス「giftee」 太田睦さん(未来の仕事1期)
・Facebookアプリ「OYSTER」 阿部大如さん(未来の仕事1期)
・「かぎ編みでつくるシュシュ」 couleur(クルール)橋元理恵さん他(顔学1期/自分の本6期)
・「モテメイクをコンセプトに眉カットとメイク」 藤本佳世子さん(未来の仕事3期)
・活版印刷でつくった紙製品「MOJIMOJI™」 あちらべの赤羽大さん(紙ラボ!1期)
・「値段のない店」 山本ペロさん(ナリワイ)
・アクリル升「mas-mas(マスマス)」の販売 友成冨美さん(顔学)
・「仕事旅行社」 田中翼さん(未来の仕事)

【飲食ブース】 (有料)
・「新島の食材を使った、しょうがたっぷり豚汁」
新島産の白いサツマイモ「アメリカ芋」と、その芋を食べて育った豚肉をたっぷり煮込んだお汁。
 提供:山口さん(クラウド9)

・「三色のチーズフォンデュ」
 多彩な食材を三色のフォンデュ。
 提供:フリユニカフェ(自由大学サポーター)

・ドリンクは、ノンアルコールから、日本酒まで。

【参加型ワークショップ】
「きみの未来と自由大学の未来を考えよう」
詳細はCOMING SOON 。
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自由大学祭2010 にむけて
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「大きな変化に対応できる姿勢を、静かに作り上げていきたい」

黒崎輝男 / 自由大学レクター

革命とはそもそもなんなのか。中国でも現在は資本主義の要素を強めています。
20世紀は共産主義と資本主義の対立の世紀でしたが、ベルリンの壁崩壊のあ
とは、世界は資本主義化しました。

しかし、その資本主義もリーマンショック以降、お金のシステムが万能ではな
く、すべてがお金中心に回る不幸が露呈しています。そこで現在の日本の若者
の心情は、こうしたバックグラウンドのもと、「頑張りすぎてもどうなるの?」
という空気が流れているのは良いと思います。

そこで静かな革命、次の変化を考えてみましょう。資本主義に惑わされない不
変の最低限の自分の生活と趣味。たいそうなことを言って大騒ぎをするのでは
ない静かな革命 Silent Revolution. 堅実な生活観と小さな生活の美。それと
ささやかな夢とロマン。

当日は、これらを含む本質的な問いかけにも切り込む、来年からの自由大学の
講義を考える上でも大切な特別セッシオンをしたいですね。

これから起こるSilent Revolution。昔、「うるさい少数者の革命よりも多数の
静かな人の確かな変化の方が大切だ」と言われたときがありましたが、現在の
日本の政治情勢と社会の勢いからすると、これからは自分を強く持って確固た
る仕事と思想が必要になるでしょう。

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年末年始のお休み

まだまだ走っておりますが,そろそろ.

あちらべの年末年始は下記日程においてお休みさせていただきます.
メールによるお問い合わせ等は受付ておりますが,返信にお時間がかかる場合がございます.
ご了承下さい.

【仕事納め】2010年12月28日(火)
【仕事初め】2011年1月6日(木)

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3 + 1

まさに師走.

印刷加工:有限会社コスモテック
用紙:エドワーズ ギフトライン(平和紙業株式会社)

詳しくは後日...


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活版コミュニケーション

ことしもあとひとつき.

そんな締めくくりである12月に開催される活版工房主催の一大イベント
活版コミュニケーション」にあちらべも参加することになり,
併せて全体の企画の協力,アートディレクションも担当させていただきました.

メイン会場となる「東向島珈琲店 Puamana」にご協力頂いて,
12月3日から27日までの約一ヶ月間を活版印刷で店内を丸ごとジャックし,
併せて作家による活版作品を「活版工房雑貨店」として展示や販売が行われます.
活版印刷に触れながら普段と違う店内お楽しみ下さい.

あちらべオリジナルプロダクト「MOJIMOJI™」の第二弾の新作発表とともに
販売も致しますのでこちらもお楽しみに.

また,12月11日(土)には会場を貸し切り,予約制のイベントを開催致します.
当日は,神戸のデザイナー(トランクデザイン)と連携して
「東京」と「神戸」で同日同時刻同ワークショップを行い,
USTREAMでお互いの会場を繋ぎます.
もちろん神戸会場も東京と同じくカフェ(en+)を貸し切って行います.

この企画は活版印刷の普及活動の一つとして
全国を繋げていこうという第一弾としての試みです.
今回がプロトタイプとなり次々と色々なところで発展していくことを目指しています.
是非その瞬間を見届けて下さい.

その他にも,東京カリ〜番長スパイスカフェさんによる
今企画限定のあいがけカレーが食べられたり,
この日に合わせて考案された東向島珈琲店特製のアイスチャイが飲めるなど
活版印刷以外にもお腹を空かせて来るだけでも必見のイベントです.

以下,イベントの予約方法とともに詳細です.
今年最後に活版印刷に浸ってみるのはいかがですか.

ご興味お時間ございましたら是非お越し下さい.
お待ちしております.

<イベント詳細>
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~活版工房喫茶室~ 2010年12月11日(土)12:00~17:30
東京第1会場|東向島珈琲店 Pua mana 墨田区東向島1-34-7
日時:2010年12月11日(土)12:00~17:30
(出入り自由のイベントとなりますので、お好きな時間にお越し下さい)
参加費:1500円 定員:100名 要予約:info@kappankoubou.com

■イベント内容
・東京カリ~番長×スパイスカフェによる特製あいがけカレーと、東向島珈琲店特製アイスチャイの提供
・店内を丸ごと“活版ジャック”。
・コースター印刷体験
・神戸会場(en+)と同時Ustream中継
・作家による作品展示販売

■ 参加作家
赤井都 あちらべ 内田由紀子 海岸印刷 金子瞳美 斎藤隆夫 東條メリー 三木弘志 山崎洋介 and more (敬称略・50音順)
(11/14時点。(詳細はこちらで随時ご確認下さい)

<ご予約方法>
会場名(「東京メイン会場」)、お名前、人数、ご連絡先電話番号をご記入の上、info@kappankoubou.comまでメールでお申し込み下さい。
今回は会場の都合により定員を設けさせていただきます。参加ご希望の方はお早めのご予約をお願い致します。
(カレーを召し上がらない方はその旨もお知らせ下さい。参加費は1ドリンク付きで1000円となります。)
※名刺をお持ちの方はご持参ください。
※当日は会場スペースの都合上、立食になります。

東京第2会場|スパイスカフェ 墨田区文花1-6-10
日時:2010年12月11日(土)12:00~17:30

■イベント内容
・東京カリ~番長×スパイスカフェによる特製あいがけカレーと、ドリンクの提供
・ガリ版印刷体験
・店内を丸ごと“活版ジャック”。

参加費:1500円 
あいがけカレーは限定70食のため、ご予約を承っております。
<ご予約方法>
会場名(「スパイスカフェ」)、お名前、人数、ご連絡先電話番号をご記入の上、info@kappankoubou.comまでメールでお申し込み下さい。
※名刺をお持ちの方はご持参ください。
※当日は会場スペースの都合上、立食になります。

神戸会場|en+ 神戸市中央区北長挾通2-31-49
日時:2010年12月11日(土)12:00~17:30

■イベント内容
・コースター印刷体験
・東京会場と同時Ustream中継
・店内を丸ごと“活版ジャック”。
・作家による作品展示販売

■参加作家
トランクデザイン あちらべ and more
(11/14時点。詳細はこのサイトで随時ご確認下さい)

参加費無料・予約不要

同時開催:ペーパーデザインショウ(トランクデザイン:堀内康宏)

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~活版工房雑貨店~ 2010年12月3日(金)~12月27(月)

場所:東向島珈琲店 Pua mana 墨田区東向島1-34-7
開催期間:2010年12月3日(金)~12月27(月)8:30-20:00(水曜定休)
■イベント内容
・作家による活版作品展示販売
■ 参加作家
赤井都 あちらべ 内田由紀子 海岸印刷 金子瞳美 斎藤隆夫 東條メリー 三木弘志 山崎洋介 and more  (敬称略・50音順)
(11/14時点。詳細はこちらで随時ご確認下さい)

------------------------------------
主催 企画:活版工房 企画協力:あちらべ
協賛:有限会社弘陽 有限会社コスモテック 株式会社真映社 株式会社中村活字
平和紙業株式会社 株式会社山櫻 (50音順)

より大きく広がった「活版の輪」を通じての “活版コミュニケーション”を、お楽しみ頂ければ幸いです。
皆さまのご参加心よりお待ちしております!

活版工房一同

東京会場側
活版工房
東向島珈琲店 Puamana
東京カリ〜番長
スパイスカフェ

神戸会場側
トランクデザイン
en+


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印刷・加工DIYブック

グラフィック社から10/8発売の『印刷・加工DIYブック』に
あちらべの仕事が二点掲載されました.

この本は,
もともと「デザインのひきだし9」で特集された企画に反響が多く,
めでたく書籍化に至ったそうです.

ものづくりをしていて,表現したい案が時間やコストの制約で
実現出来なかったことに直面した人は多いと思います.
事例が紹介されているページの中には10部程度から1000部以上の制作物まで
加工内容とともに掲載されているので一つの指標になるかもしれません。

この本を読んで参考にすることで一歩先へ.

デザイナーだけでなく大切な人への手紙や
プレゼントを贈りたい人にも是非参考にして欲しい,
とても魅力的な本です.

表紙もUVオフセット印刷で白インキを4度刷りしていて要チェック.

必見です,是非.

以下、「デザインのひきだし・制作日記」抜粋

クライアントワークでも、またZINEやリトルプレスづくりでも、印刷物にこだわりたいときって、たくさんありますよね。でも予算などの関係で、なかなか凝った印刷を実現できない。
そこで本書では、そんな特殊な印刷や加工方法を、「印刷する」「紙の加工をする」「後加工をする」「綴じる・製本する」の4カテゴリに分けて、自分たちの手で実現する方法を多数紹介しています。またアイデアソースとしても役立つ、実際にDIYでつくられた、大部数/少部数の作品も多数掲載。予算がどんどん厳しくなっている現在でも、ステキな印刷物はつくれるのです!

【掲載ハウツー例(一部抜粋)】

●実践編 Ⅰ 印刷する
パーソナル機で活版印刷/ミシンでグラフィック/フロッキー加工/ガリ版印刷をする/樹脂版からスタンプを作る/ペンプリンターで文字を印刷する/シルクスクリーン印刷をする

●実践編 Ⅱ  紙の加工をする
紙を水切りする/打抜機で繊細なドット文字 コーナーカッターで角丸加工

●実践編 Ⅲ 後加工をする
真空パックする/ヒートシールで袋を熱圧着 ダメージ加工/しわ加工/スタンピングリーフでアイロン箔押し/シュリンク加工をする/ロー引き加工

●実践編 Ⅳ 綴じる・製本する
中綴じ/ミシン製本/和綴じ(簡易式)/蛇腹折り製本/トジックルでリング製本/水性ボンドで背固め

大原健一郎、野口尚子、橋詰宗 著
定価:2,200円(税別)
ISBN978-4-7661-2181-0
B5変型判 総128頁(オールカラー)

印刷・加工DIYブック
グラフィック社


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お取り扱い



photo by TRUNK DESIGN.

MOJIMOJI™の新しい取引先が決定致しました.

なんと今回は関東を離れ,
兵庫県神戸市垂水区にあります「TRUNK DESIGN(トランクデザイン)」さんです.

TRUNK DESIGNさんは通常のデザイン業務とともに
オリジナルTシャツや厳選した雑貨を取り扱うデザインストアも経営されていて,
考え方や人柄があちらべの未来像とすごく重なる会社です.

デザイン業務では神戸の地場産業であるマッチやお香などのブランドに関わり,
地元から世界へ発信しようと目標を掲げていて,こちらも同業者として目が離せない.

一方デザインストアでは,オリジナルTシャツも約50種類を揃え,
10/10には1周年記念Tシャツが発売するそうなのでこちらも要チェック.
どうやら事前情報だと50書体を使用したデザインになっているそうです.

TRUNK DESIGN
トランクデザインネットストア


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藤森照信展

茅野

この場所は自分にとって原体験が詰まった場所.

数年前に茅野駅に茅野市民館が新しく建築され,
建築賞も受賞したりと幼少の頃からすると見違えた場所になりつつある茅野.
今年2010年に開館30周年を迎える茅野市美術館
藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」が開催されていたので行ってきました.

建築家である藤森照信さんもこの地で育ち,この地に原体験が詰まった方です.

フジモリ建築は「神長官守矢史料館」「高過庵」といった代表作にも表れている様に
素材をもの凄く身体感覚に近づける方法で設計されています.

展示物も今までの建築物のエスキース段階のスケッチとともに
屋根や壁の仕上げ材をどうやっておさめるのかを
原寸の素材と図面が等間隔に展示してあり
とても迫力があるとともに藤森さんらしい暖かい展示会になっていました.
あの展示方法ならば建築を勉強していない人であっても
建築の一部分がどのように構成されているのかが
身体感覚で分かりやすかったと思います.

船のようなモノが浮いている上の画像も
今回の展示用に現地の小学生とともにワークショップで造られた
「茶室 – 空飛ぶ泥舟 – 」なのですが,内部は檜で構成され,
外部の上半分の仕上げは銅板を木で叩きながらもみほぐし,
下半分を現地の土を利用し左官仕上げ.
これもまた藤森さんの特徴が出た建築物で面白い.

この空飛ぶ泥舟に入室出来るチャンスがあったらしいですが,
残念ながらもう終わってしまったみたいですね.
どうやって中に入るのでしょう.
高過庵よりも怖そうですよね.
利休が生きていたらどういった評価になるのかも気になるところ.

藤森さんは建築史家だったので色々な顔をお持ちで面白いのですが,
路上観察学会という大人の知識を持った子供の散歩のような活動もしているそうで.
「路上観察学会 物件品評会 in 茅野」というトークセッションが開催されてたので参加してきました.

端的に説明すると
路上観察学会の赤瀬川原平(作家、画家),藤森照信,南伸坊(イラストレーター),松田哲夫(編集者),林丈二(エッセイスト)が
町を歩いて気になった風景を写真で撮って,
後でみんなでああでもないこうでもないと深読みする会.
今回は諏訪大社上社「御柱祭」山出しが行われていた平成22年4月3日、4日の茅野編.
どんなものが品評されたかというと,
町の人が大きな石を端に寄せた場所を深読みして「この配置と角度はアートだ」とか
蔵の棟木を隠す為の丸い材を「蔵ワッペン」と置き換えてみたり,
防風林の形状を深読みして「建築的だ」と真面目に構造を話したりと様々.

建築家としてももの凄く勉強になり魅力的な方ですが
日々アンテナを張りながら疑問を持ち
その疑問は何故起こるのかを
仲間とセッションしながら一つ一つ回答を出していく.
この継続力と日々の意識は大事だなと.

早速,自分もこの大人の散歩を日々の生活に投入しようと思います.

今回の展示は久々にとても考えさせられる展示で
360度どこを見渡しても山に囲まれている素晴らしい風景とともに
茅野の澄んだ空気を大いに吸って充実感でいっぱいでした.

因に,同じく諏訪出身の伊東豊雄さんとのトークセッションも開催されるそうです.
新宿から2時間半程度ですので是非.

藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築
●会期:平成22年7月24日(土)-8月29日(日)
●会場:茅野市美術館
●開館時間:10:00-18:00(7月24日は10:00から開展式を開催し、終了後に開場)
●休館日:火曜日

伊東豊雄 × 藤森照信トークセッション
「諏訪の記憶、21世紀の建築」
●日時:平成22年8月22日(日)13:30開場 14:00開始

藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築
茅野市美術館


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T&K TOKA


紙ラボ!主催のインキ工場見学に行ってきました.

見学した場所は印刷に関わったことのある方ならご存知,T&K TOKAさん.

ここはオフセット,UV,フレキソ,グラビア,ニス等色々なインキを製造していて,
UVインキに関しては国内シェアがNo.1という大手.

まずは会議室に案内され,基本的なインキ製造の流れと
T&K TOKAさんのグローバル化の展望を少し.

そこで話に出たのはやはり日本では年々印刷物に伴って紙の生産量が減っていますが
インキも同様に日本ではどうしても頭打ちに来ているらしく,
現在は中国やインドへの進出をしていて,なかなかのシェアを獲得しているとのこと.
まだまだアジアでの印刷物需要は上昇していて日本製品のモノとしての質が発揮されるそうです.

「JAPAN BRAND」という世界からの評価と誇りは守って行きたいところ.


上の画像はインキの原料となるもの。
主に
「顔料」「ワニス」「溶剤」
どのインキも主にこの3つの原料から出来ていて,
これらの配分や成分を変えながらインキを製造していきます.

そして,製造工程を見るべく貴重な工場の中へ.


入ってまず思った事は工場が異様にカラフル.
これは従業員の方々が清潔に保たれているからこそですが,
同時に気になったのがタイポグラフィ.
使用するドラム缶やバケツ,注意書きの文字まで
工場として統一されていて驚きました.
その細かい一つ一つが働く人への意識に響き、
質の高いものづくりが生まれ,
ブランド力に繋がる良い例を見させて頂きました.


見学の方は,「練肉」「調整」「充填」までの
バラバラだった原料が混ざり合いインキとなり
製品になるまでの工程をダイジェストで見学.

途中で説明を聞きながら驚いたのが
「顔料の粒に油分がまとわりつくと良い表情になる」
というマクロな領域の発言もちらほら.
これは当然の様に色んな工程の合間に品質チェックがあるのですが,
インキの品質を決めるのは未だに60%が人の目だそうです.

恐るべきものづくり.

もう少し詳しく知りたい方は
紙ラボ!で記事がアップされていますので是非.

工場の後はオフセット印刷機,フレキソ印刷機も
サンプルで刷った印刷物と併せて説明して頂きましたが

 「印刷業界の今後は箔押し等の職人さんがいる会社が強くなる.
  それはオートメーション化している会社は
  オフセット+箔押しなどの複合機が導入出来ない為に
  生き残っていくには難しいのでは.」

と,少し興味深いお話を聞きました.
人間のあらゆる感覚を研ぎすまして造り続けているT&K TOKAさんの
姿勢を要所要所で感じる事が出来たとても勉強になる1日でした.

お土産にインキのカラーガイドも頂きました.
因に,特色は1kgから製造可能だそうで,
インキは大量でしか発注出来ないんじゃないかという方に朗報です.

近いうちにあちらべオリジナルカラーも練ろうと思います.

乞うご期待

T&K TOKA
紙ラボ!
印刷の余白Lab.


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